2016年11月19日

しみじみと酔選「酒賛歌」

忘れてしまいたいことや どうしようもない寂しさに 包まれたときに男は
酒を飲むのでしょう

飲んで飲んで飲まれて飲んで 飲んで飲みつぶれて眠るまで飲んで
やがて男は 静かに眠るのでしょう

        ー詞・曲 河島英五 「酒と泪と男と女」-


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河島英五、いいですね。声が何とも酒の味がいたします。
若くして逝ってしまわれました。
もっと沢山の「酒の名曲」を作って欲しかった。とても残念に思います。

河島英五のもう一曲は、阿久悠作詞 森田公一作曲の「時代遅れ」。

「一日二杯の酒を飲み肴は特にこだわらず マイクが来たなら微笑んで十八番を一つ歌うだけ」

「不器用だけれどしらけずに 純粋だけど野暮じゃなく 上手なお酒を飲みながら 一年一度酔っ払う」

このフレーズは、夜な夜な酒場に繰り出しては酒と対決し、酒退治に明け暮れていた私なんぞには到底真似る事の出来ない世界ではありますが…。

さらに河島英五が歌った歌でジーンとくる曲と云えば、「野風増」。

「ノフーゾ」 なんだか「アルコビッチ・ノフーゾ」などというロシア人の名前ではあるまいかと思ってしまいそうなタイトルだが、れっきとした日本語、岡山あたりの方言で「ヤンチャな」「生意気」などという意味の言葉らしい。

河島英五の歌ももちろん素晴らしいのだが、当時石倉三郎と漫才コンビ「コント・レオナルド」を組んでいた「レオナルド熊」、チョビ髭でねじり鉢巻き、腹巻にステテコ、まさに昭和の親父スタイルで人気を博したあのレオナルド熊が歌う「野風増」もなかなかのものであった。

ほかに橋幸夫も歌っていたと思うが、レオナルド熊の「酒嗄れ」したあの声が、とてもこの歌に合っていたような気がする。



お前が20才になったら 酒場で二人で飲みたいものだ
       ぶっかき氷に焼酎入れて つまみはスルメかエイのひれ

お前が20才になったら 思い出話で飲みたいものだ
       したたか飲んでダミ声あげて お前の20才を祝うのさ

いいか男は生意気ぐらいが丁度いい いいか男は大きな夢を持て

野風増 野風増 男は夢を持て

             -作詞 伊奈三朗 作曲 山本寛之ー「野風増」-


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小林旭も唄って大ヒットした「ダンチョネ節」。

もともとは神奈川県三浦半島あたりの民謡だそうであるが、海軍の兵隊ソングとして唄われていたとも聴く。

そのダンチョネ節を、天才作詞家阿久悠は「舟唄」に旨くとり入れてあの名曲が誕生したように思う。

「沖のかもめに深酒させて…」は、あの高杉晋作が遊郭で遊んだ折、座興で作った都都逸「三千世界の烏を殺し 主と朝寝がしてみたい」が元であるとも言われているが、いずれにしても私の場合夢の中でもいいから「八代亜紀に言われてみたい」-まあ夢にも出て来そうもないね(笑)-。

しみじみと「舟唄」を聴きながら、しみじみと飲んでみよう。


  お酒はぬるめの 燗がいい  肴はあぶった イカでいい
  女は無口な ひとがいい  灯りはぼんやり ともりゃいい
  しみじみ飲めば しみじみと
  想い出だけが 行き過ぎる
  涙がポロリと こぼれたら  歌い出すのさ 舟唄を

  沖のかもめに 深酒させてヨ
  いとしあの娘とヨ
  朝寝する ダンチョネ

ー詞 阿久悠 曲 浜圭介 「舟唄」-



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本日も読んでいただきまして有難うございました。
最後にざんげならぬ、酒賛歌。

「それほどに うまきかと人のとひたらば なんと答えむこの酒の味」

                        ー若山牧水ー



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posted by いこい at 03:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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